サイリスタ出力フォトカプラはサイリスタとフォトカプラの機能を組み合わせた電子部品であり、ワンチップで回路を構成出来る魅力を持ちます。サイリスタにはカソード、アノード、ゲートの3つの電極を持つのが特徴で、ゲート入力信号をカソードに流すと、アノードからカソードに向けて電流が流れる仕組みを持ちます。最近はトランジスタを利用したスイッチング回路が主流になっていますが、サイリスタは大電力に耐える特性がある事からも、電源回路の保護回路などで活用が行われています。フォトカプラはフォトトランジスタと発光ダイオードが組み合わさった半導体で、発光ダイオードから放たれる光でフォトトランジスタをコントロールするなどの仕組みがあり、主にセンサーなどで活用が行われています。

AC100V/200Vの商用電源から直結可能

フォトカプラは発光ダイオードおよびフォトトランジスタの2つを1つのパッケージに収めた電子部品です。フォトトランジスタはスイッチの役割を持たせる事が出来ますが、スイッチをコントロールするのは発光ダイオードからの光で、光を受けている時にはフォトトランジスタはON状態となり、発光ダイオードの光が遮られた時にフォトトランジスタはOFF状態になります。但し、フォトトランジスタに高負荷となるDCモーターを接続する事は出来ません。その点サイリスタ出力フォトカプラは大電圧を得意としている電子部品であり、過電圧保護素子などの保護回路として使う時には役立つ存在になってくれます。尚、サイリスタ側はAC入力が可能でも発光ダイオードはDC電源で動作する半導体素子になるので接続には注意が必要です。

基板に実装する時には向きに注意が必要です

サイリスタ出力フォトカプラは発光ダイオードおよびサイリスタの2つの部品が1つのパッケージの中に収められています。外観は6ピンのフラットパッケージとDIPタイプなどになりますが、ピン配列は1番ピンが発光ダイオードのアノード側、2番ピンが発光ダイオードのカソード側になっている場合、逆向きに部品を取り付けて電源を入れるとショートするので注意が必要です。サイリスタは大電力に対応する電子部品でAC100Vや200Vの電源を直接接続する事も可能です。仮に逆向きに接続をすれば発光ダイオードにAC電源を入力する事になります。実装する時には向きに注意をする事が大切です。ちなみに、パッケージの1番ピンにはマークが付いているので、マークを見て実装する、データシートをダウンロードするなどして正しい向きで挿入されている事を確認してから電源を入れるようにしましょう。